コルトゼミの算数指導~まとめ
コルトゼミの算数指導 ~ まとめ
これまでお話ししてきたように、算数・数学において、公式や解き方の暗記というのは大きな意味を持ちません。なぜこんなに何回もくどくど言うか、というとそう思っている生徒が大勢いたからです。そしてそういった生徒ほどつまづき、算数数学の学習をあきらめていくからです。大切なのは問題の一つ一つに真摯に取り組み、一つ一つの解決法を自ら見つけ出していくことだと思っています。それはテストにおける大問題1の①の計算問題もしかりです。そして解き終わって丸解けをする際、○だ×だで終わらずに、解き方が合っているかどうかまでしっかり確認することが何より重要です。さらに復習が完成したかどうかは、人に教えてみる、教えた相手がしっかり理解できているかどうかがポイントになってくると考えています。驚いたのは分厚い問題集をパラパラめくって、「この問題は似たようなものを解いたことがあるから」と言って読み飛ばすような使い方をしている生徒がいたことです。入試問題に限らず、テストの問題はそんなものではないでしょう。解けるかなと思った問題も実際に解いてみると解けなかったりするものでしょう。
では正しい学方法とは?コルトゼミが考えるモデルとなる学習方法は以下の通りです。
①授業を受ける前に、予習をしておく。
公立中の1年1学期の期末テストの問題です。「4a+3の4a、3を何というでしょうか。4aの4を何というでしょうか。」(答 項、係数)
この語句、意味を抑えておくことが主眼です。教科書内容を全部授業で理解するのはかなり無理があります。
②問題を解いて答えを出したら、「答え」ではなく「解き方」があっているかどうかを確認する。
③時間をおいてもう一度解いてみる。その際覚えた解き方に頼らずに一から考えを積み上げてみる。
公式暗記の必要はない、と言いましたが、基本的なことは理解しておく必要があります。例えば「正方形とは4つの辺の長さが等しく、4つの角がすべて90° 面積は一辺×一辺、または対角線×対角線÷2」といったようなことです。
コルトゼミではこのようなポリシーのもと、日々塾生たちの指導に励んでいます。