大人になって役立つ算数、じゃなくて国語の知識!
お待たせしました。前回の課題の解答を。
原価の3割の利益を付けたってことは、定価は原価の1.3倍になったってことだよね。それが売れないから定価の1割引、つまり売値は定価の0.9倍になったってこと。そしてその利益が85円だった、という話だよね。
ここまでのやり取りは
原価×1.3×0.95=原価×1.17 そしてこの1.17から原価にあたる、もとの値である1を引いた0.17が利益の85円に相当する、ということなので、
比べる量(部分)÷割合 85÷0.17=500 そうです。正解は500円です。
比べる量、元にする量、割合の3つの数字をしっかり把握すれば、どういった道筋で計算すればよいかわかるって話をいつもしてるよね。それを実行するだけ!
さて、ここからが今回の本題
皆さんは十二支(っていってもピンと来ないかもしれないけど、干支=えとといえば分かるかな?)を覚えていますか?
子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥
のことなんだけど、どう?自分が何年生まれか、くらいは知ってるんじゃないかな?
実はこの十二支って、日本人の生活の中に色濃く影響を与える考え方というか、ツールで、時や方位を表すことに使われています。その数が12であったことが大変便利だった(約数が10よりいっぱいある)ようで、明治期に西欧文明が流入してきたときにも、生き残った用語です。
代表的なのは、やはり子午線、でしょうかね。子は時計の12時の位置、午は6時の位置にあります。つまり時計を同じ円形の地球に見立てれば12と6の位置を結ぶ、北極と南極を結ぶ経線のことになります。
もちろんその子午線と直行(直角に交わる)する緯線にも名前がついてますよ。そう、時計の3の位置にある卯と9の位置にある酉をつなげて、
卯酉線
っていうんだよ。赤道なんかがそれにあたるよね。では、今日のパス券問題